ある歯医者の頭の中

歯医者として、経営・資産運用する者として、食を愛するものとして、学んだことや考えていることをアウトプットします。

PDCAサイクルってなに?

PDCAサイクルってご存知ですか?

P:Plan 計画

D:Do 実行

C:Check 評価

A:Action 改善

の頭文字を取ってPDCAサイクルと言われています。

目まぐるしく環境が変化していく現代社会においては、「古い」とか、「いちいちやってられない」だとか、「その工程を行うのに時間を取られる」といった意見も耳にします。

しかし、我々人間は幼い時から無意識のうちに行っている、いわば誰もが知っている理論なのではないかな、と思うのです。

 

例えば、ゲームについて考えてみてください。何気なくプレイしているつもりでも、敵を倒す、このステージをクリアする、などの目的があるはずですよね。それが残念ながら達成できなかった場合どうするか?レベルを上げてみる、違う道具を使ったり違うパーティで挑む、自分の腕が上がるまで一つ前のステージで練習する、など失敗した時と全く同じ条件で再挑戦することはないかと思います。

 

これ、ちょっとしたPDCAサイクルだと思うんですよ。目標を立て行動に移し、失敗した部分を分析して変えるという行動を起こす。ゲーム内でキャラクターがやるか、社会で自分がやるかの違いはありますが、基本的な部分は同じように思います。

 

つまり、PDCAサイクルを回してない人というのは、何も考えずにただ言われたことだけを黙々とこなす人ということになるのですが、実際にはそんな人あまりいませんよね?方向性は違えど、なんらかの考えがあると思います。それが、グループ全体をよくしようという方向なのか、自分が楽したいという方向なのか、それらがブレンドされたものなのかは人や場合によって異なるとは思いますが、きっと誰しもが何かを画策しています。

裏を返せば、行動を見ていればその人が何を目標として何を求めているのかが分かります。

 

さて、PDCAサイクルの説明としては4つの単語とそれらをサイクルとして順々に行うこと、といった簡素なもので終わってしまいます。あとは他のフレームワークと組み合わせてより効果的なものへと昇華したり、PDCAサイクルを素早く回せるような仕組みを作ったりと、個々人によって異なる部分になります。

 

具体的なものを挙げると、定めている目標は明確ですか?数値に置き換えられますか?期限は決まっていますか?決まっているならば中間目標は定めていますか?改善策が「努力する」など曖昧なものになっていませんか?目標を定めるのに時間がかかりすぎて動けないでいることはありませんか?現代社会では周囲の環境が目まぐるしく変わるため、目標やそれに伴う行動もある程度柔軟でなければなりません。数字として明瞭に表現できなければいけない反面、それに固執しすぎないよう変化を受け入れてPDCAサイクルに反映すべきです。

 

PDCAサイクルだけで1冊の本が書けるような内容なので、それと比べればかなりざっくりとした説明になってしまったかもしれませんが、知らなかった人にとって少しでも得ることがあれば幸いです。