ある歯医者の頭の中

歯医者として、経営・資産運用する者として、食を愛するものとして、学んだことや考えていることをアウトプットします。

夏休みの宿題

最近耳にしたことでちょっとピンときたことがあったので、ここに書き留めておく形で書いていきます。

 

夏休みの宿題について、です。

今の子供達がどういう宿題を出されているのかはわかりませんが、昔は問題集やドリルといった類のものを提出。

あとは自由研究やボランティア活動などですかね。

さてさて、これらの課題ですが・・・毎日コツコツしてた方いらっしゃいますか?笑

僕の知る限りではそんな人いないです。

もらってすぐに夏休み前か入ってすぐに終わらせてしまう、もしくは最後の1週間とか数日でやり切る。

一番よくないパターンとしては、提出しない、というのもありました。

もしかしたら、類は友を呼ぶということで、周りにコツコツタイプの人間がいなかっただけなのかもしれませんが。

なので、そういう人が多いのであれば申し訳ありません、私の勘違いです。

そして、思い浮かんだアイデアも全く意味のないものです。

 

話を戻しますが、夏休みの宿題について、毎日コツコツできる人は少ないという前提でお話ししますね。

社会人になるといろんな要素が合わさって、コツコツ努力をするということも少なくなるのではないでしょうか。

そして、夏休みの宿題をまとめてやっていた人が多いとします。

ということは、コツコツ努力をするという下地をそもそも持ち合わせていないから、疲れたり時間がなくなると余計に何もしなくなる、ということではないでしょうか。

つまり、夏休みの宿題を毎日せざるを得ない状況にすることで、コツコツ努力をするといったことがルーティーン化され、日本人全員のスキルアップを図れるのではないか?と思いました。

では、毎日せざるを得ない状況はどう作るのか。

今はネットが発達した時代です。

その日のみしか開けないページでの課題の提出や、期限を設定してネット上もしくは学校のポストのようなものに投函、といった形はどうでしょうか。

ラジオ体操のように、毎日違う種類のスタンプをもらいにいくのでもいいかと思います。

 

こうやって、ルーティーン化することは、子供の時が最も効果的だとは思いますが、大人になっても有効だと思います。

せざるを得ない状況を作り、ルーティーン化を図る。

ルーティーン化されるとあとはしんどい思いをしなくても済みますからね。

 

ちょっと思いついたことの雑記みたいになりましたが、読んでくれた皆様のなにか役に立てたなら幸いです。

苦労はするべきか否か

苦労とは何か。

精神的、肉体的に力を尽くし、苦しい思いをすること。

辞書的な意味はこんな感じです。

言われなくても分かってるよ、という声が聞こえてきそうですね。

具体的な例をみていきましょう。

仕事、これは苦労でしょうか?

例えば、Lineでのやりとりは?

前者は苦労で、後者は違う、というように思いますか?

私はそうは思いません。

楽しくてやる仕事、明確な目標を持ってする仕事などは苦しいとは思わないからです。

もちろん、一時的にしんどい時もありますが、振り返ってみて苦労したな、とは感じません。

逆に、Lineでのやりとり。

これは私にとってはかなりの苦です。

かなり親しい人とのやりとりでさえ、できればしたくないと感じるもの。

用がある時は電話で済ませたいと思うのです。

 

何故こんなことをいうのかというと、苦労かどうかは人それぞれということを伝えたかったからです。

たまたま、私の感じ方が周囲の人から理解されないことが多いので例に挙げただけで、他の誰の例でも構いません。

その事象、行為に対してどれほどの苦しみを感じるか、もしくは楽しみを感じるかは各々の感性によって異なります。

もっと言えば、各人の置かれている状況にも依ります。

つまり、苦労とはなにかを自分の中で問うことに意味はあっても、一般的に苦労とはなにかを定義づけようとすること自体は非常にナンセンスだということです。

 

なので、苦労すべきか否かということを考えるにあたって、各タイミングでそれが自分にとって苦労なのかどうかを考えるべきです。

そして、それを行うかどうかは苦労なのかどうかとは別の次元にあると思います。

利益が得られるのであれば苦労であってもするべきだと思います。

が、コスパが悪いのであれば必ずともそうではないので、バランスを考える必要があります。

逆に、利益にならないのであれば苦労ではないにしてもやるべきではありません。

ただの作業になってしまったり、ストレスになってしまったり、仕事を押しつけられやすくなってしまったり・・・。

社会で生きていくには自分だけでなく周囲のことも十分に考えて生きていかなければなりませんが、漠然と苦労すべきかどうかを悩むのではなく、その行為が必要なのかどうかを考えて行動する方が有効だと思います。

 

こんなことを言っている私も以前は、苦労はすべき、という考え方でした。

たまたま周りにいた人間で思慮深い人が、何がしかの苦労をしている話を聞いたことがあったため、そういう意見に傾倒していきました。

まさに情報のバイアスです。

そもそも、他の人も何か苦労をしているという考えに行きつかなかったうえに、自分が知っている情報のみで誤った結論を出していました。

典型的な愚かな考え方の例です。

 

表題に戻りますが、苦労はするべきか否か。

そもそも苦労というものは人によって異なるが、苦労かどうかに関わらず、利益があるなら行動に移すべき、という結論です。

少しでも、読んでくださった方の糧になると幸いです。

長期休暇中にすべきこと

ゴールデンウィークが始まりましたね。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

緊急事態宣言下にある方もいらっしゃるでしょう。

そうでなくとも、外出を控える動きは全国的なものではないでしょうか。

というわけで、このゴールデンウィーク中にしておきたいことについてお話ししたいと思います。

自戒の意味合いも兼ねるため、自分がすべきことという論調で進めていきます。

 

まず一つ目はインプットです。

普段から本は読んでいますが、まとまった時間が取れることはなかなかありません。

なので、ゴールデンウィーク中で1冊は読みたいところ。

そして、資産形成の本やビジネススキルの本について読むことが多いため、本来の自分の分野の専門書をしっかりと読み込みたいと思います。

可能であればアウトプットまで。

 

次に、上でも触れましたが、アウトプットです。

仕事で学んだことやメモ、日々の生活で思いついたこと、読書で得た知識などをアウトプットする時間が必要です。

ブログでのアウトプットだと一石二鳥ですが、書けない内容も存在するため、その部分は手帳やワードでまとめておきたいところ。

 

そして、周囲環境を整える。

これは、連休があけたあとに備えて、といったところでしょうか。

例えば、たまっていた洗濯物にアイロンがけをする。

部屋の掃除をする。

仕事のまとめや振り返りを行う。

資産運用関係など。

やらなくてはならないことは多いのですが、仕事の前後でするのはしんどいし休日は仕事の疲れがたまってるし・・・と後回しにしがちなものを、こういった連休でさっぱりとさせておきたいところです。

 

そして、これを投稿する頃にはゴールデンウィークも終盤。

時間を見つけてちょっとずつ書き進めていたのですが、なかなか全部書ききることはできませんでした。

残りの時間でまだまだできることはいっぱいあります。

気持ちよく連休明けを迎えられるように、有意義な時間を過ごしましょう!

歯の神経をとらなきゃいけない

歯医者さんで、神経をとるとらないといったやりとりを聞いたことがあるでしょうか?

神経とるってどういうこと?

痛そう・・・

抜歯とは違うの?

と、いろんな考えが頭をよぎるでしょう。

 

まず、歯が痛いという経験をしたことがある人だと歯に神経があることは理解できると思います。

そのほかにも、歯をぶつけたことがある人、かき氷なんかを食べてキーンとくる人なんかはイメージが湧くのではないでしょうか。

歯にも神経があり、それは脳からでて、骨の中を通り、歯に達しています。

 

次に、抜歯と神経をとるのでは違うのか、です。

歯ごと抜いてしまうのが抜歯です。抜いた後は何も残らないので、義歯(入れ歯)やブリッジ(かけ歯)やインプラントなどで補ってやる必要があります。

神経をとることを、我々は抜髄といいます。厳密には、その神経が感染していた場合には感染根管処置といい区別されますが、詳しい話はまた別の機会に回します。

神経を取る場合は歯の形は残ります。術者によって歯の形を小さくしたり変えたりすることはありますが、歯自体は残ります。

そこから根っこの治療が終わったら、歯の中に存在する神経がなくなり空洞の状態になっているので、詰め物をしていきます。

この詰め物は歯に詰める詰め物とはまた別の種類のものです。

詰め物が終わったら、歯の頭の部分の空洞を埋めるために土台をたてます。

これは、以前は金属で作っていたのですが、現在ではレジンとよばれる樹脂状の素材で行われることが多いです。

歯の頭の部分がほとんどない状態だったりすると、金属が使われることもあります。

その後に形を整えて被せ物が出来上がってきます。

歯の形が再現され、素材や技法によってはほとんど区別がつかなくなります。

つまり、抜歯と神経をとるのでは歯が残るかどうかの違いがあり、後々の治療内容が変わってくるということです。

 

そして、痛いかどうかについて。

これは、神経が生きているか死んでいるかによって変わります。

そもそも何故神経をとらなければいけない状態なのか。

被せ物やかけ歯、歯の向きを変えるためなど、その処置を行うにあたって必要な場合に便宜的に行われるもの。

むし歯が進行して神経に達している、もしくは神経に達しそうになっている歯を治療した際に神経が耐えきれなかった。

健全な歯ではあるが、噛み合わせが強い、歯軋りなどの歯へ負担がかかる癖を持っているなどの理由で神経が過敏になっている。

この場合はズキズキ痛むうえに、少し触れただけでも痛い、冷たいものやあったかいものでも痛みを感じるといった状況です。

さて、この中でかなりの痛みを伴うものがあります。

健全な歯だが神経が過敏になっているパターンです。

他の二つはしっかり麻酔さえしていれば全く痛みを訴えない患者様も多いです。

しかし、神経が過敏になっている歯に関してはかなりの激痛の模様・・・。

私自身が神経をとってもらったことはないのでその痛みの程度は分かりませんが、声が漏れたり手を握り締めている光景をよく目にします。

麻酔がうまく効いてくれないため痛みを感じるのですが、量を増やせばいいというものではないので、よく効く場所を狙って麻酔を打ちます。

その場所の一つが歯の神経です。

歯の神経に直接打ち込むので、その痛みは想像するだけで恐ろしいものです。

ただ、直接打ち込むと流石にしっかりと効いてくれて、なんとか治療を終えることができます。

 

いかがでしょうか。

少しでも歯の治療について分かっていただけたなら幸いです。

アンガーマネージメント

前回に引き続き、新年度っぽいことを書いていきます。

 

職場にせよ、日常にせよ、イラつくことってあると思います。

結論から言うと、イライラすることにはデメリットしかないです。

そのエネルギーをバネにしてより一層研鑽するというパターンも極稀にありますが、自分もそうだとは考えない方が良いでしょう。

しかし、人間誰しもイラっとすることはあります。

その頻度こそ違えど、全くイラっとしない人などいません。

ならば、どのようにその感情と付き合っていくかを考えるのが得策でしょう。

 

まず第一に、意識することから入っていきます。

「あ、今自分怒ってるなー」と気づけたならば幾分冷静になります。

そして、何に対してイライラしているのか、どういう時にイライラしているのかを把握することです。

それだけで、イライラに対して身構えることができます。

 

次にマインドセットをしていきます。

他人と比べないこと。

こだわりすぎないこと。

思い通りにいくと思わないこと。

人それぞれの価値観があり、それを認めること。

ノルマに惑わされないこと。

自分なりの目標を持ち、自分で自分を褒めること。

いろんな本でいろんな内容が語られていますが、自分にできる範囲から始めていけばいいと思います。

 

そして最後に実践編です。

マインドセットはイライラしにくくするにはどうするか、という側面からのアプローチ。

実践編はイライラしたらどうするか、という側面からのアプローチです。

深呼吸をすること。

今やってることを一時中断する。

場合によっては、一度その場から離れてみる。

これらと掛け合わせて、6秒間まつ。人間の怒りは6秒間しかもたないと言われています。

プラスの感情を引き起こすことを思い出す、見る。これはイライラしている時に見つけられものではないので、事前に準備しておく必要があります。

 

そして、これは最終手段ですが、イライラする環境とおさらばする。

ストレスを溜め込んでまでその環境に身を置くメリットはありますか?

他の環境ではなく、そこでないとダメな理由がありますか?

我慢して得られる利益がストレスに勝るのであれば良いと思います。

そうでないのならば、環境を変えることを考えてみても良いのでは・・・?

 

アンガーマネージメントについて述べましたが、適度にテキトーなのがイライラしたりストレスを溜め込まない秘訣です。

言い換えれば、気にしないこと、ですね。

何か少しでも参考になったなら幸いです。

春、新年度。

久しぶりの更新となりました。

春はやはり忙しいうえに花粉症がきついため、時間がなかなか作れなかったです。

というのも言い訳みたいになっちゃいますね。

実際、平均睡眠時間は2〜3時間伸びています。

しかし、時間がないというのはNGワードです。

時間は作るもの。そして、やるべきことはルーティーン化して日常生活に組み込んでおくものです。

今一度、自分の私生活を見直したいと思います。

 

さて、私自身もそうなのですが、皆さんにとっても4月というのは節目の時期なのではないでしょうか。

以前からやろうと思っていたけど、実行できていないことはありませんか?

理想は、やろうと思ったその日から実行することです。

でも、なかなかできないですよね。明日から、とか、来週からとか。

そんなこと言ってるうちにずるずると実行しないまま今に至るとか。

なので、ここは新年度ということを理由に自分を奮い立たせてみましょう。

何かやろうと決めたのであれば、朝にすることをお勧めします。

なぜなら、疲れていないから。

ルーティーン化されるまでは、実行することに対して相応のエネルギーを使うはず。

夜、仕事に疲れて帰ってくるとやる気が起きない、なんてこともよくあるのではないでしょうか。

なので、朝、ちょっとの時間からでいいので始めてみることが重要です。

0よりは1の方がいいですし、少しずつ慣れてからその量を増やせばいいです。

このとき、普段やってることと結び付けてやるとルーティーン化しやすいです。

例えば、歯磨きして朝食を摂る前に5分読書をする、とか。

そういえば、朝トイレ掃除をすると金持ちになれるといった類のジンクスがありますね。

これも、ルーティーン化と朝型の行動パターンから来るものだと思います。

どちらも成功者には必須の行動様式と言えるでしょう。

そして、実行できたときにはしっかり自分を褒めてあげてください。

自分にやる気を出させるためには、まずは自分がしっかり認めてあげ、褒めてあげることです。

一時期流行ったアドラー心理学でも同じようなことが語られています。

他人と比較する必要はなく、自身ならではの目標を持ち、それを達成できたら自分を褒めてやる、と。

 

4月は自分に大きな変化がなくとも周囲の環境が大きく変わることもあり、社会全体が慌しくなるように思います。

だからこそ、ここで一歩踏み出せるかどうかが今後の人生を大きく変えることとなるでしょう。

この記事を読んでくださった方のモチベーションアップに繋がれば幸いです。

自己投資

自己投資、してますか?

バランスよく栄養を摂るためのサプリ、時間を節約する便利グッズ、知見を拡げるための勉強、などなど色んなものが思い浮かぶと思います。

何もしてないよー、という方はちょっとしたことでもいいのでまずは初めてみましょう。

してるよー、という方はどの程度していますか?

収入の多い人や仕事ができる人ほど自己投資を惜しまない傾向にある、というデータがあります。

裏を返せば、自己投資を惜しまないからこそ収入が増える、仕事ができるともいえます。

仕事ができる人には仕事が集まり、経験値が増え、よりスキルアップし、収入が増える。

こうやって伸びる人はどんどん伸びていくのでしょう。

なので、良い循環を作るためにも、自己投資している方は少しずつ増やしていく、していない方はまずは始めてみるのが重要です。

 

貯金をしようとしたけど全然たまらなかった、という経験はありませんか?

そして、ちょっとググってみたり、SNSで投稿をみたりしていると、先取り貯金をしよう、という記事をよく目にするのではないでしょうか。

人間不思議なもので、ルールを決めなければ際限なく使ってしまう人が多い一方、制約をつけるとそれを守ろうとし、更にはその制約の中で生きていくことが普通だと感じるようになっていきます。

なので、先取り貯金ならぬ先取り投資をしてみましょう。

投資で大きな利益を得ようとした場合、リスクを背負うか時間を掛けるかしかありません。

勿論、これには個人差があるため、リスクの大きさや時間、リターンは変動します。

しかも、自己投資の場合はリスクがありません。ものにならなかったとしても0であり、マイナスにはなりません。

投資した分が無駄になったと考える人もいるかもしれませんが、その失敗を経験・勉強だと考えると、むしろプラスです。

よって、自己投資へのハードルはかなり低いはずです。

さらにいうと、自己投資は複利式なので早く始めれば早く始めるほどリターンは大きくなります。

これだけメリットばかりでも、行動に移ろうと思い立つ人は少ないと思います。

以前、本を読むことについての記事でも述べましたが、自転車を漕ぐスタートの段階が一番きついのです。

人間は楽をしたいと思う生き物です。

ですが、ここは騙されたと思って、何か手近なところから少し始めてみましょう。

サプリなら毎日飲むだけですし、ジョギングならば費用もかかりません。

何か少しでも読んでくださった人の心を動かせたら幸いです。